「他社に頼んだのに臭いが取れなかった」「作業後に高額な追加請求が来た」——特殊清掃の現場では、このような相談が後を絶ちません。
特殊清掃は、孤独死・事故死・自殺などの死亡現場から遺体の腐敗物を除去し、原状回復する専門の作業です。通常の清掃とはまったく異なる知識・技術・機材が必要であり、誰でもできる仕事ではありません。
しかし近年、実態のともなわない業者が増加しており、遺族や不動産オーナーが二重の費用を負担させられるケースが増えています。
私は2008年より特殊清掃の現場に立ち続け、累計2,000件以上の施工を経験してきました。IICRC(米国認定検査・試験・認証機関)の国際資格も保有しています。本記事では、実際に起きたやり直し事例をもとに、悪質業者の特徴と、信頼できる業者の選び方を具体的にお伝えします。

IICRC認定 TCST(特殊清掃)/FSRT(火災復旧)資格保有
特殊清掃・遺品整理の施工実績:2,000件超(2008年〜)
業歴17年(2008年〜)
なぜ「やり直し」が起きるのか——特殊清掃の現実
特殊清掃において、もっとも難しい作業のひとつが「臭いを完全に取り切ること」です。腐敗臭は目に見えず、床材・壁材・天井裏にまで浸透していることがあります。表面を拭き取るだけでは、数日後に臭いがぶり返します。
実際にあったやり直し依頼の事例
あるマンションのオーナーから「半年前に他社で施工してもらったが、まだ臭いが残っている」という相談がありました。現地を調査したところ、フローリングの表面は清掃されていたものの、床下に腐敗液が浸透したまま放置されており、木材と断熱材に深刻な汚染が残っていました。
その業者の見積書を確認したところ、「消臭施工」とだけ書かれており、具体的な工程や使用薬剤の記載はありませんでした。「消臭します」と言葉では言えても、実際に何をするかを説明できない業者が施工した典型例です。
こうした「表面だけの清掃」に終わるケースは決して珍しくありません。臭いが取れなかった場合のやり直し依頼は、私のもとに年間を通じて複数件届きます。

悪質業者・注意すべき業者の6つの特徴
以下のチェック表を業者選びの際にご活用ください。
| 確認ポイント | 悪質業者の典型例 | 信頼できる業者の対応 |
|---|---|---|
| 見積もり方法 | 電話口で即答・現地確認なし | 必ず現地調査を行い、状況を確認したうえで提示 |
| 料金の透明性 | 作業後に追加請求・曖昧な項目が多い | 作業前に内訳を明示。追加が発生する場合も事前に説明 |
| 施工内容の説明 | 「消臭します」とだけ言い、工程を説明できない | 除菌→脱臭→補修の具体的工程を口頭または書面で説明できる |
| 実績の開示 | 件数のみ提示。事例・写真・口コミがない | 施工前後の写真、具体的な事例を提示できる |
| 資格・認証 | 資格名だけ並べ、内容を説明できない | 国際基準(IICRCなど)の資格内容を具体的に説明できる |
| 施工後の保証 | 施工後に連絡が取れない・再対応を断る | 臭いが残った場合の再対応体制を明示している |
①現地確認なしで見積もりを出す
特殊清掃の費用は、部屋の広さ・汚染の程度・発見までの日数・建材の種類などによって大きく変わります。電話口だけで「〇万円でできます」と即答する業者は、現場を見ていないか、後から追加請求するつもりで低く見せているかのどちらかです。
信頼できる業者は必ず現地調査を行い、状況を確認したうえで見積もりを提示します。
②施工内容を具体的に説明できない
「消臭します」「きれいにします」だけでは何も分かりません。特殊清掃の正しい施工は「除菌→脱臭→浸透した汚染物の除去→補修・原状回復」という段階を踏みます。

③作業後に追加請求がある
どの薬剤を使うか、どの工程で臭いを分解するか、床材を剥がす必要があるかどうか——これらを具体的に説明できない業者には依頼しないことをおすすめします。
「思ったより汚れがひどかった」「特殊な薬剤が必要だった」などの理由で、作業後に当初の見積もりを大幅に超える請求が来るケースがあります。追加費用が発生しうる条件(汚染が床下に達している場合など)は、事前に書面で説明・合意するのが誠実な業者です。
④資格名だけ並べて内容を説明できない
特殊清掃に関連する民間資格はいくつか存在しますが、資格さえ取れば現場で通用する知識・技術が身につくかというと、必ずしもそうではありません。資格取得者でも、具体的な施工方法を教わっていないケースが業界内では問題視されています。
資格名を提示された場合は、「その資格でどんなことを学びましたか」と聞いてみてください。答えられない業者は、資格はあっても実力がともなっていない可能性があります。
⑤施工後の連絡が取れない・再対応を断る
施工後に臭いが再発した場合、誠実な業者は再調査・再施工の対応をします。しかし、問題のある業者は連絡が繋がりにくくなったり、「契約外」として追加費用を請求したりします。依頼前に「施工後に臭いが残った場合はどう対応してもらえますか」と確認しておくのが重要です。
⑥極端に安い価格を提示する
特殊清掃の費用相場は、作業内容や現場の状況によって異なりますが、孤独死の案件では数十万円かかるケースも珍しくありません。相場から大幅に安い見積もりを出す業者は、工程を省略するか、後から追加請求するかのどちらかである可能性が高いです。
「資格があれば安心」は危険な思い込み

特殊清掃に関する資格は複数の民間団体が発行しており、なかには資格取得がビジネス化しているケースもあります。高い受講料を払って資格を取得しても、現場で役立つ具体的な施工技術が教えられていないという実態があります。
私が重視しているのは、IICRC(米国認定検査・試験・認証機関)が認定するTCST(特殊清掃)資格やFSRT(火災復旧)資格です。これらは国際的な基準に基づいており、実際の施工技術・安全管理・薬剤の取り扱いについて体系的に学べます。
ただし、資格の有無だけで業者の良し悪しは判断できません。「どんな資格を持っているか」ではなく、「その資格で何を学び、現場でどう活かしているか」を確認することが大切です。
信頼できる業者を選ぶ3つの基準
①現地調査・無料見積もりを行っている
現場を実際に確認しなければ、正確な見積もりも適切な施工計画も立てられません。無料で現地調査を行い、状況を丁寧に説明してくれる業者は、それだけで信頼度が高いといえます。
②施工工程を具体的に説明できる
「除菌はどの薬剤を使うか」「床材は剥がす必要があるか」「完全消臭までにどれくらいかかるか」——こうした質問に明確に答えられる業者を選んでください。曖昧な回答しか返ってこない場合は要注意です。
③施工後の保証・再対応体制がある
完全消臭を前提として施工しているかどうかは、保証の有無で分かります。「もし臭いが残った場合はどう対応するか」を事前に確認し、再対応の体制が整っている業者を選ぶことをおすすめします。
業者選びで迷ったときの相談窓口
悪質業者を避けるために、第三者機関への相談も有効です。以下の団体は特殊清掃を含む遺品整理・脱臭関連の業者との窓口として機能しています。
- 一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会
- 一般社団法人家財整理相談窓口
- 一般社団法人特殊案件施行士協会
- 遺品整理総合相談窓口協同組合
これらの団体は、単に会員を増やすだけでなく、ユーザーに対して良い業者を紹介することにも力を入れています。「どの業者に頼めばよいか分からない」という方は、まずこうした窓口に相談してみることも選択肢のひとつです。
MINDが選ばれる理由
株式会社MINDは、2008年の創業以来17年間、孤独死・事故死・自殺現場の特殊清掃に専門特化してきました。累計2,000件以上の施工実績をもとに、再発リスクの低い完全消臭施工を提供しています。
- IICRC国際資格(TCST・FSRT)保有
- 必ず現地調査のうえで見積もりを提示
- 除菌→脱臭→補修の工程を書面で説明
- 施工後に臭いが残った場合は再対応
- 遺品整理総合相談窓口協同組合の認定業者
- 不動産管理会社・家主様からの依頼実績多数
「他社でやり直しになった」「今の状況をまず見てほしい」というご相談も歓迎しています。まずは無料の現地調査からお気軽にお問い合わせください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
- 現地確認なしで即答する業者は要注意
- 「消臭します」だけで工程を説明できない業者は避ける
- 資格名より「何を学んだか・現場でどう活かしているか」を確認する
- 施工後の再対応体制を事前に確認する
- 極端に安い見積もりには理由がある
特殊清掃は「一度で完全に終わらせること」が最も重要です。やり直しが発生するたびに、遺族・オーナーの精神的・金銭的負担が増します。業者選びにはこの記事のチェックポイントをぜひご活用ください。

「他社でやり直しになった」「まず現状を見てほしい」
そんなご相談も歓迎しています。
電話でのお問い合わせ(8:00-20:00)
メールでのお問い合わせ (24時間受付)





